医療経営管理士を創ろうとしている人のブログ

診療放射線技師みおきょうこのひとりごと

「あなたの❤いいねが医療を変える」にある2つの意味 前編

Instagramトップのリール「あなたの❤いいねが医療を変える」には、2つの思いを込めている。

1つはタイトル通り、医療の方向性は国民の意思が集まってこそ変わっていくということ。
SNS上のいいねやフォローが個々の手間として些細でも、それが集まることで影響力が生まれ得る時代になっていることは、多くの方がご存じであろう。

 

コロナ禍によって露呈した医療の問題は、医療従事者の労働問題だけではない。
当初から感染対策やワクチン接種などの情報が錯綜し、日本の医療がリアルタイムに情報を発信する仕組みに欠けていることは明白であった。
また、政府が医療現場の状況を把握する上で、そのルートが迅速かつ柔軟に動いているとは言い難く、分科会の開催が数カ月置きであったことは医療制度と国民感覚との乖離を示唆した。
さらに、入院を要する妊婦が自宅療養となり胎児の命が失われたケースもあったことから、ベッドコントロールの重要性はより一層大きく認識された。

 

これらの共通点は、情報ルートが確立されておらず、地域や組織の垣根を跨いで継続的に稼働するサイクルを構築できていないことである。
しかも、医療の需要は都市部を中心にさらに高まっていくのであるから、ますます不足していく人材を含め医療資源を柔軟かつ最大限に有効活用することが求められているのである。

 

国家資格 医療経営管理士の創設は、労働問題の解決策でありつつ、継続的なサイクルを実現する体制の提案でもある。
広域で情報を共有し医療資源をコントロールしていくには、組織や地域に共通する軸の存在が必要不可欠となる。
これを成す人材が医療経営管理士であり、それらの垣根を跨いで動く組織が医療経営管理士会である。

 

今後、アフターコロナへ移行していく中で風化する問題もあるだろうが、パンデミックは必ず再来し、そのタイミングはこちらの状態に寄り添ってはくれない。
喉元過ぎれば熱さ忘れるとならぬよう、ぜひ、日本の医療に望むものへいいねを押すことから始めていただければと思う。

 

もう1つの意味は、後編で述べる。


みおきょうこ@診療放射線技師 @Instagram
https://www.instagram.com/mioko1111/