医療経営管理士を創ろうとしている人のブログ

診療放射線技師みおきょうこのひとりごと

「あなたの❤いいねが医療を変える」にある2つの意味 後編

Instagramトップの「あなたの❤いいねが医療を変える」には、2つの意味を込めている。
1つは、喉元過ぎれば熱さ忘れるとならぬよう、日本の医療へ望むものにいいねを押すことから始めていただきたいということ。
もう1つは、理不尽な環境で多忙に働く医療従事者への思いである。

 

医療機関は医療現場としてだけでなく、職場としても機能してこそ、安定的に持続できる。
そして、医療従事者を労働者として捉えるとき、使用者である医療経営者の果たすべき法的義務は、労働法を根拠として明確に存在する。
しかし、医療経営において権限を有している医師等は必ずしも法的知識に精通しておらず、自身も医療へ従事している状態では多忙を極める。
これをバックアップできる人材がいる医療機関は比較的円滑としても、法的知識の曖昧なままで多忙な医療現場を稼働させていると、医療従事者が酷使されがちになっても不思議ではない。

 

つまり、医療経営に確立されるべき専門性を欠いていることのみならず、医療現場を職場として成立させる人材の確保が、現行の日本の医療制度では担保されていないということも取り上げるべき状態である。
また、ごく一部の医療機関で起こる問題に制度改革をもって対応することに是非はあろうが、既に多くの医療機関が長らく抱える問題には制度をもって対策すべきだろう。

 

国家資格 医療経営管理士 創設の提案Ver.4.5では、労働問題のみならず、現行の医療制度では解決しがたい問題をいくつか取り上げている。
それらの共通点は、人手不足が深刻化していく中でも医療現場が安定的に稼働し、現代に求められるサービス性を実現するには、既存の国家資格だけでは極めて難しいと考えられることである。

 

おそらく、多くの医療従事者は現行の医療制度に限界を感じている。
しかし、具体的な問題点を見出せず、アクションに移すまでに至っていない。
そもそも、多忙な中で医療制度にまで思考を至らせるのは、容易いことではない。

 

そこで、現行の医療制度に疑問を感じる医療従事者には、いいねを押すことで変革への意思表示をしていただければと思うのである。
仮に、それがどのような案であっても、問題をクローズアップしていくことで人が集まれば、必ず次へとつながっていく。

 

私は、医療経営における法と医療倫理の遵守を担保し、医療従事者を守るため、国家資格 医療経営管理士の創設を提案している。
理不尽な環境下で多忙を極める医療従事者こそ、いいねという形で意思を表していただければと思う。

 


みおきょうこ@診療放射線技師 @Instagram
https://www.instagram.com/mioko1111/