医療経営管理士を創ろうとしている人のブログ

診療放射線技師みおきょうこのひとりごと

違いを述べる

最近驚いたことがあるので、今回はそれと併せて、医療経営管理士が管理士である理由を述べる。

 

ちょうど1年前、医療経営士2級合格の通知が届き、ソッコーでその会から脱退した。
理由は、試験が簡単すぎたので、1級を狙う気がなくなったから。
さらにさかのぼると、2022年3月から医療経営の勉強を始め、同年6月に受けた3級に合格し、同年9月に2級を受験して合格した。
3級は基礎知識で2級は専門知識らしいが、6か月程度で合格ラインに至る専門知識って何だ、ということ。

 

ちなみに、この経緯を踏まえて、医療経営士試験が簡単すぎると当時のTwitter(現 X)に述べたら、若干めんどくさいことになった。
そのため、ここでは深く言及しないことにする。
ただ、半年勉強したくらいで専門知識を持っていると言えるレベルだからこそ、日本の医療経営は同じ問題を延々と抱え続けているのだろうと考えられる。

 

自分の設定しているところ、医療経営管理士が創設されると、医療系国家資格の中で医師に次ぐかそれ同等の難関資格になる。
つまり、半年程度の学習で専門性を名乗れるレベルの資格ではないし、難関資格だからこそ、合格者たちが集うことでイノベーションを生み出せる。
よって、ある面で医療経営管理士育成の課程は、強く聡い仲間を育てる仕組みとも言える。

 

ここまで読むと、医療経営管理士は医療経営士の難しい版みたいな印象を受けるかもしれないが、それらは根本的に異なる。
医療経営士とは、財務を中心とする経営スキルを有している人材のようである。
よって、そのテキストを網羅しても、労務に関する情報は乏しく、医療を制度の一環として述べている記述はほとんどない。
一方、医療経営管理士は、日本の医療を社会保障制度の一角として継続的に改革していく人材である。
よって、医療経営管理士においては、カネの話は知識のごく一部に過ぎず、医療機関を適切に管理して医療の質を保つための知識やスキルを必須能力とする。
なので、医療経営管理士は医療機関を経営するのではなく、医療経営を管理する人材だからこそ医療経営管理士である。

 

既に十分な文字数に至っているので、驚いたことについて簡潔に述べる。
医療コンサルにもマニュアルがあるそうで、参照する機会を得たので一通り目を通したら、先述の表現を引用すると、半年レベルだった。
医学的知識も医療従事経験も有していない者が、人の生命を預かる医療機関に立ち入って口出しする割に、その程度の知識でよしとしていることに、驚いた次第。

 

そりゃ、無理でしょ。

 

 

みおきょうこ@診療放射線技師 @Instagram
https://www.instagram.com/mioko1111/