医療経営管理士を創ろうとしている人のブログ

診療放射線技師みおきょうこのひとりごと

医療経営管理士が守るもの 既に焦げてる編

未来の国家資格者 医療経営管理士に伝えたいこと、のつづきである。

 

救急や急性期の医療に特有の緊張感や責任感を、あえて他の言葉に変えるなら、自分としてはこうなる。
命の戦いをしている患者のために、医療専門職は心を燃やし、自身の任務を完璧に遂行すべく戦っている。

 

前編の流れからすると、かかりつけ医が心を燃やしてないみたいな語弊を生じそうであるが、そういうことではない。
診療所においても、多忙な業務や自己研鑽に心を燃やしている医療専門職はいるだろう。
ただ、それが当然に求められ、がんばるほど報われない要素の多い立場であるかどうかは、事実上異なる面があるように思える。

 

メインアカウント(https://www.instagram.com/mioko1111/)の投稿に、令和4年度の損益状況がある。
これをご覧いただければ一目瞭然であるが、命の戦いの場である病院は赤字だ。
当然、病院職員の給料が上がる見込みを持つのは難しく、その現場にいないお偉い方ほど高収入という組織構造でもある。
その中で、専門的な労務が行われるでもなく、延々と心を燃やし戦い続ければ、バーンアウトなどの問題が起こるのは当然だろう。

 

きっと、未来の国家資格者 医療経営管理士たちは、医療専門職の気合いに圧倒されたり専門性の垣根に阻まれたり、多くの困難を経験するだろう。
だが、その心を燃やしている人たちを専門スキルで救えるのは、君たちだけだということを、心に留めておいてほしい。

 

日本の現状においては、弁護士や社労士の多くが零細企業で、商売を成り立たせるために経営者側と良好な関係でなければならない。
彼らの中には、労働者の相談先は都道府県やNPO団体の相談窓口だと言い、あからさまに相談を断る人までいる。
それらが国家資格とされている目的や、その法的定義がどうなっているのかを、彼らはすっかり忘れているのだろう。
けど、それでは、現場で燃え続けようとする医療専門職ほど、延々と救われない。
この状態を放置し、医療専門職を救われないままにしているのが、日本という国でもある。

 

自分は、現状を許容することはできない。
だから、君たち医療経営管理士が誕生する。

 

多くの難題に立ち向かうことになるであろう未来の国家資格者 医療経営管理士諸君、君たちにしかできないことがある。
そして、君たちの踏み出す一歩一歩が、医療専門職を救い、ひいては患者を支え、この国の社会保障制度をよりよいものへと変えていく。
私は君たちを信じている。
だから、私は君たちの誕生を、何が何でも成し遂げる。

 

追伸
君たち、できれば、すんなり生まれてもらえると助かります。
母自身も心を燃やしてきたほうで、既にまあまあ焦げております。
ただ、母は燃え尽きてでも、君たちを必ず生むょ。

 

 

みおきょうこ@診療放射線技師 @Instagram
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