医療経営管理士を創ろうとしている人のブログ

診療放射線技師みおきょうこのひとりごと

医療従事者のポテンシャルを信じる

前回述べたビッグ3のラストとなる「医療機関におけるコンプライアンス管理」がほぼ完成した。
これもメインアカウント(https://www.instagram.com/mioko1111/)にて公開予定である。
現在公開中の「医療経営管理室設立のススメ」に続き、3月投稿となるだろう。
これをご覧いただく際、念頭に置いていただきたいことが2つあるので、今回はこれを述べる。

 

まず、医療経営管理の概念として重要な点は、医療従事者の視点を医療制度に反映する仕組みを創ることだ。
ここで、メディア等で取り上げられる医師会の意見は誰の声なのか?と思われる方は、ぜひ、もう一歩踏み込んでいただきたい。
ご存知の方もおられるであろうが、日本医師会会員のほとんどは医療経営者で、医師であっても勤務医の多くがこれに属していない。
また、勤務医の給料は、医療経営者と比較して低い傾向にある。
この状態で、診療所が儲けているという財務省の指摘に対して医師会は、医療業界を分断しようとしているなどと述べたわけで、自分にはまったく理解に至らない話であった。
そもそも、法的に診療所と病院は別モノであるし、経営側の医師の意見を述べてきた立場で何を言っているのかと思える。
ただ、カネの話が不要だと言いたいわけではない。
要するに、医師会が経営者としてカネの話をするのであれば、それとは別に、ヒトの話をする専門職を創ればよいのである。
これこそが、医療経営管理士創設だ。

 

話が逸れたので戻そう。
「国家資格 医療経営管理士 創設の提案」パブリック版(https://www.instagram.com/reel/CqOV5hYBx-l/)にて解説しているように、医療機関にも経営と運営があり、それぞれの役割は異なる。
先述の通り、医師会は経営側の代表であるから、運営側の声は政府や関係各所になかなか届かない状態にある。
仮に、運営側の声が医療制度改革に必要でないなら、現状維持にも好転の望みはあるのかもしれない。
しかし、これからの日本が抱える深刻な問題は、働き手不足である。
そして、この問題は医療機関こそ乗り越える必要があり、これからの医療で注目すべきは働き手の集団である運営側と言っても過言ではない。

 

ただ、運営側の多忙が既に深刻であることも、周知の事実である。
よって、新たなシステムを構築し、そこへ運営の声を入れてこそ真の改革を実現できるなら、運営側にはもうひとがんばりしてもらわなければならなくなる。
しかし、自分は日本の医療従事者のポテンシャルを信じている。
日進月歩の医療技術の習得に励み、それを社会へ還元することを惜しまない医療従事者だからこそ、新しいシステムもあっという間に使いこなすはずだ。

 

冒頭で、念頭に置いていただきたいことが2つあると述べたものの、もう1つを完全に忘れた。
ので、それは思い出したら改めて述べることにしよう。
とりあえず、医療経営管理士創設には運営側である医療従事者の支援が非常に重要となる。
そして、これすら乗り越えるのが日本の医療従事者であると、自分は信じている。

 

 

みおきょうこ@診療放射線技師 @Instagram
https://www.instagram.com/mioko1111/

ビッグ3になる予定

現在、医療経営管理メインアカウント:https://www.instagram.com/mioko1111/ で「医療経営管理室設立のススメ」をUP中である。
一気見したい方は、月末にご覧いただけば手っ取り早いだろう。
ただ、来月もビッグタイトルを投稿予定なので、ぜひとも、メインアカウントをフォローいただければと思う。

 

ビッグタイトルとは、たった今名付けただけで大した意味はないが、ビッグ3タイトルになるだろうと思っている。
これは、医療経営管理士創設に関する情報のうち、最も重要な理念や基本方針となるであろう3つの投稿である。
①国家資格 医療経営管理士創設の提案←パブリック版とドラフト版を掲載中
②医療経営管理室設立のススメ←投稿中
③医療経営管理におけるコンプライアンス管理のコア(仮)←作成中

 

さらに増えて、ビッグ4やビッグ5にならないとも限らないが、変えてはならない芯の部分はそう多くないはずなので、たぶん3までになる。
ただ、国家資格として成立するまで具体化していくには、ビッグタイトルを支える周辺タイトルにも、それなりの内容を要する。
今後、各分野の専門知識を有する方とのご縁によって、その進捗は変化していくだろうが、その辺りからは他力本願にしたい。

 

②と③を立て続けにリリースするのは、なぜか連続して降りてきたからで、特に理由はない。
そもそも、①との整合性や現状との合理性を担保するため、関連情報を集めて一通り目を通さなければならず、自分にとってはあまりうれしくない。
現に、②を表に出せる言葉に変換し、体裁を整えて投稿予約し終えた直後から、早くもISOの沼にINである。

 

①が医療制度としての医療経営管理士を述べてあるのに対し、②は医療機関を舞台として、医療経営管理士の具体的な機能を言及している。
この内容は、初期の投稿にある「医療コンプライアンスオフィサー」の役割に、かなり近い。
医療コンプライアンスオフィサーは、医療機関内の情報流通のコントロール労務改善を主たる役割として、新たに考案した専門職である。
これに外部との連携を加え、医療制度の専門家としたのが、国家資格 医療経営管理士である。

 

蛇足だが、アイコンのキャラクターは、自分でも医療経営管理士でもない。
当初、医療コンプライアンスオフィサーのイメージを絵心のある方に伝えて、キャラ化してもらったものだ。
おそらく、ほとんどの方はアイコン=みおきょうこと認識しているだろうが、実は違ったりする。
しかも、医療経営管理士もキャラ化してもらったので、メインアカウントの初期投稿には別のキャラが登場していたりする。
とはいえ、その辺りについてはこだわりがないので、各々ご自由の解釈でどうぞ。

 

 

みおきょうこ@診療放射線技師 @Instagram
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斜め上を行くつもり

今回の更新が滞ったのは、主に2つの理由がある。

1つは、この2か月ほど体調が悪すぎて、週末に寝込むことが増えているため。
もう1つは、年明けから医療経営管理室を設置する予定で動いていたが、その更に斜め上を進む可能性が発生し、今が何を述べるべきタイミングか図りかねているため。
このように、ブログの内容が決まらないくらいなので、Instagramの投稿予定も年明けから未定になっている。
ので、年末年始に猛烈がんばらなければならないことだけは、確定している。

 

今後、医療経営管理士創設の行程において、医療経営管理士プロトタイプを稼働するための医療経営管理室設置は必ず行うが、今、後の予定が先行するかもしれない状況にある。
概ね、2026年までは必要なものを揃えていく過程なので、より質の高いものに出くわした時点で選択すべきだろうとは思っている。

 

昨年あたりから顕著に、権力や既存の価値観にこだわる意味がなくなってきていることを、時代の変化に敏感な人は気づいているだろう。
医療経営管理士創設はその最先端を進んでこそ成せるので、この変化に応じて進むことも必須となり、波を読みながら進路を定めていくことになる。

 

とはいえ、最もわかりやすい順序の計画を頭に入れているので、これまでの結果が一旦出る予定になっていたのを保留して次に進むには、キャパの増設を要する。
しかしながら、おそらく、斜め上コースでは想定以上の成果を伴うので、増設の労を覚悟して、斜め上へ行くつもりになっている。

 

ちなみに、行程の前後と表すると、数か月後にプロトタイプが稼働するくらいのイメージになるかもしれないが、自分の予想するところ1年を超えるギャップとなる。
正直、順序を入れ替える想定をしていなかったので、途方に暮れている面もある。

 

ま、何とかなるでしょ。

 

 

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違いを述べる

最近驚いたことがあるので、今回はそれと併せて、医療経営管理士が管理士である理由を述べる。

 

ちょうど1年前、医療経営士2級合格の通知が届き、ソッコーでその会から脱退した。
理由は、試験が簡単すぎたので、1級を狙う気がなくなったから。
さらにさかのぼると、2022年3月から医療経営の勉強を始め、同年6月に受けた3級に合格し、同年9月に2級を受験して合格した。
3級は基礎知識で2級は専門知識らしいが、6か月程度で合格ラインに至る専門知識って何だ、ということ。

 

ちなみに、この経緯を踏まえて、医療経営士試験が簡単すぎると当時のTwitter(現 X)に述べたら、若干めんどくさいことになった。
そのため、ここでは深く言及しないことにする。
ただ、半年勉強したくらいで専門知識を持っていると言えるレベルだからこそ、日本の医療経営は同じ問題を延々と抱え続けているのだろうと考えられる。

 

自分の設定しているところ、医療経営管理士が創設されると、医療系国家資格の中で医師に次ぐかそれ同等の難関資格になる。
つまり、半年程度の学習で専門性を名乗れるレベルの資格ではないし、難関資格だからこそ、合格者たちが集うことでイノベーションを生み出せる。
よって、ある面で医療経営管理士育成の課程は、強く聡い仲間を育てる仕組みとも言える。

 

ここまで読むと、医療経営管理士は医療経営士の難しい版みたいな印象を受けるかもしれないが、それらは根本的に異なる。
医療経営士とは、財務を中心とする経営スキルを有している人材のようである。
よって、そのテキストを網羅しても、労務に関する情報は乏しく、医療を制度の一環として述べている記述はほとんどない。
一方、医療経営管理士は、日本の医療を社会保障制度の一角として継続的に改革していく人材である。
よって、医療経営管理士においては、カネの話は知識のごく一部に過ぎず、医療機関を適切に管理して医療の質を保つための知識やスキルを必須能力とする。
なので、医療経営管理士は医療機関を経営するのではなく、医療経営を管理する人材だからこそ医療経営管理士である。

 

既に十分な文字数に至っているので、驚いたことについて簡潔に述べる。
医療コンサルにもマニュアルがあるそうで、参照する機会を得たので一通り目を通したら、先述の表現を引用すると、半年レベルだった。
医学的知識も医療従事経験も有していない者が、人の生命を預かる医療機関に立ち入って口出しする割に、その程度の知識でよしとしていることに、驚いた次第。

 

そりゃ、無理でしょ。

 

 

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忘れていました。

ご無沙汰しています。いかがお過ごしでしょうか。

 

いろいろと忘れてしまっていたので、慌てて巻き返していたら、ブログ更新も忘れていた次第。

 

医療経営管理士創設の提案は、2022年9月の本格始動時に立てた計画に沿って進めている。
今後も基本的には計画通りだが、半年程前に下方修正を要したので、内容を維持したままで行程の間隔を一部変更した。
それによって広がった部分に予定外のことを入れたら、やるべきことを完全忘却し、若干バタついている面もある。

 

もともと、計画は一本道ではなく、複数の筋を並行してあり、途中で切り替えても創設へ至るよう構成してある。
で、すっかり忘れるほど薄い筋を強制的に掘り起こす必要性が生じたため、先週から掘りまくっている。

 

一般的に、計画を立てる目的は、必要な準備を整え、安定かつ円滑な進行を狙うことだろう。
ただ、計画通りに進めば想定通りの結果に至るか、それを多少下回る結果で終わるのが常である。
自分の場合、想定通りの結果を最低限として設定することが多く、これ以上の結果を視野に入れていくために計画を立てる。
なぜなら、最低限を8割程度の確率で得る手順に最速最短という条件を加えると、筋は特定されると自分は考えているからだ。
この場合、特定の筋を無難に進めばよく、自分にとって計画の必要性は低い。

 

医療経営管理士創設に緻密な計画を立てているのは、主に2つの理由がある。
ひとつは長期戦であること。
平たく言えば、スタート時に必要な要素を認識できていも、途中で忘れてしまうからである。
現に、薄い筋とはいえ、1年ほどで忘れていた。
もうひとつは、加えるべき条件が最短最速ではなく、この度は最善最良であろうと考えており、これに挑むのが初めてだからである。
これまでは単独で動くことにより最短最速を最優先にしてきたが、今回はそういうわけにはいかない。
ちんたらやっていたら間に合わないのも確かだが、最善最良のほうが正解になっていくだろうと思っている。
これを考えながら進むための余力を生み出すために、事前に計画を立てている面が大きく、計画を前提に許容範囲を判断していくことになる。

 

という具合に、とりあえず更新せねばと考えて、とりとめのない話を述べてみた。

ご容赦を。

 

 

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わかってないヤツが偉そげにしゃべると何が起こるか - 天上天下唯我独尊的持論 -

3か月間の異常な猛勉強を終えたと思いきや、年内は封印されているも同然な自分である、実は。
とはいえ、若干動けるようにはなってきて、多少のエネルギーが復活したことにより、イライラが止まらなくもなっている。
今回は、その解消のための天上天下唯我独尊的持論を述べる。

 

医療経営管理士創設に自分が立ち会わなければならないとは思ってない理由を過去投稿で述べたが、それは他にもいくつかある。
そのひとつが、診療放射線技師がやることではないと思いながらやっているということ。

 

医療経営の当事者と呼べる職種を挙げていくと、医師の次に来るのは某民間資格を含め事務方だろうと自分は思っている。
本来、医療経営管理士はそれらが率先して立ち上げるべきもので、運営のど真ん中にいる診療放射線技師が創設に動き始めていること自体、両者が自覚すべきことは山ほどあるはずだ。

 

自分は診療放射線技師として、大学および医療機器メーカーとの共同研究や一通りの画像診断系モダリティまで幅広く業務に就き、それなりに思い入れも持ってやってきた。
ある面で、それらを捨てて創設に専念する決意をしたからこそ、今に至っている。
要するに、間に合わなくなる前にやらざるを得ないからやっている。
ので、本来やるべき立場の者どもは何をやっているのかと、心底で思うところもある。

 

今回のイライラの原因を例えるなら、家を建てますと言っている人が土地を買わずに建材を買い始めるのは違うだろ!という感じ。
さらに、建材の情報を共有しました!とか意気揚々と語っているから、余計にイラつく。

情報共有は大切なので、それは否定しない。
けど、今やることか?という話。
しかも、やるべきことを放置してやりたいことをやるのは、自己研鑽の域。

 

以下、天上天下唯我独尊的持論。

 

現行の医療制度のままでは、医療経営にイノベーションは起きない。

まず、↑を頭に叩き込んでくれ。
次に、テキストに書いてあることをスライドにしたり通常業務のあれこれを情報共有したりしているレベルでは、永遠にイノベーションは起こり得ないとわかってくれ。
そして、一法人内でできる工夫は経営努力であってイノベーションではないという基本事項を、そろそろ理解してくれ。
さらに、自己研鑽レベルの会を研究会と呼んで大そうなもののように言うことで、若手がその程度で十分だと誤解して育たなくなるリスクを察してくれ。

 

まあ、それでもセンスあるヤツは違うとわかるだろうから、新しい才能は出てくるだろう。
"こんなレベルでやっていくつもりないんだが"と思いながら研究会という名の自己研鑽会に参加している人、こっちに到達するヤツが現れるのを待ってるから。
違うと思ったら、あきらめずに探せよ。

 

 

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資格の話のもう片方

前述の通り、自分と資格の接点は2通りあり、片方は無資格者に許されていない行為に許可を得るための資格である。
今回は、そのもう片方について、述べていく。

 

自分が診療放射線技師として取得した専門認定は、MRI,CT,救急撮影,Ai,検診各種といった複数分野に渡り、これらはもう片方の接点を有した結果である。

 

まず、診療放射線技師の扱う医療機器は多種多様であり、原理の異なるモダリティも含まれる。
一般にレントゲン写真と呼ばれているX線撮影は、CTやマンモグラフィもこれと同じ原理で、いずれも人体に放射線を透過させて画像を作る。
一方、MRIは磁場と電場をコントロールすることで、主に水素原子から信号を得て画像を作っている。
その他、超音波は音波の反射を画像化しており、いわゆる写真を撮る原理とほぼ同じく光化学的に画像を作る眼底写真も、診療放射線技師の業務範囲内である。
さらに、診断過程に画像を用いる各領域に対する一通りの知識も求められるため、予防から救命まで広い範囲の医学を網羅する必要もある。
そのため、原理の異なるもモダリティごとに専門認定があり、特に専門的な医学的知識を要する分野にも認定が設立されている。

 

自分は、学習を計画的に進めるためのツールとして、資格認定試験を用いることがある。
ざっくり言えば、どこまで学ぶかの指標として試験の範囲を用い、いつまでを学習期間とするかの区切りとして試験日を設定するのだ。
電子カルテが普及し始めた頃には医療情報技師認定を取得し、医療経営に対する知識を得るにあたり医療経営士試験の一部を用いた。
これらは、学習が目的であり受験は余興なので、資格認定の取得が目的ではない。
そのため、その時点で必要と思われる分野の資格認定を取りっぱなしになり、どれも更新していない。

 

例えば、医療経営士2級に昨年合格したので、1級試験を今年受けることが可能だったが、社労士試験のほうにメリットがあると判断したため、医療経営士とは今後接点を持つ見込みはない。
仮に、医療経営士1級を取得したとして、これの上位っぽく設定されている指導士にメリットがあるかと考えると、それに要するのはカネであるから、自分の価値観とは著しく異なる。
ゆくゆく、1万円払った人はブロンズ、3万円払えばシルバー、5万円ならゴールド指導士を名乗れるとか言い出すのではなかろうかと思えてくる。
ただ、この仕組みに疑問を感じない人もいるようであるから、指導者になれるかどうかはカネ次第でいい人たちでやっていけばよいと思う。

 

前置きが長くなってしまったが、前回を前者、今回を後者とすると、自分にとっての社労士試験は後者に該当する。
つまり、労働法を一通り学習するにあたり、その範囲と期間の目安に社労士試験を用いた次第。
それにしては、年金など他の分野がガッツリ入り、ブドウ糖をかじりながら勉強するほど根を詰めることになったが、健康保険法も含まれていたのは有益だったと思っている。

 

ちなみに、民間資格のほとんどは、後者としての価値を認識すべきだろうと自分は思っている。
たくさんの民間資格を有している人は勉強熱心ですねという感じだが、ほとんどの場合において、その人の使命とは別の話であろう。

 

基本的に引き出しは多いに越したことはなく、1人が背負う使命に多種多様な引出しを要した時代もあったのも確かだ。
しかし、現在は、リアルタイムに更新されている質の高い引き出しをタイミングよく使える人が集まることで、チームの一員としてそれぞれの使命を果たす時代だと自分は考えている。
そして、自分は集まってくる引き出しを収めるフレームになる立場であるから、一応、一通りのことを学習中である。

 

 

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資格の話の片方

実のところ、年内は大きな動きを予定していないので、基本的には過去話か自分語りになる。
2023年は、飛ぶ前のしゃがみこみみたいなタイミングで、何もしなくても大して変わりはないくらいに思っている。
医療制度改革は待ったなしだと主張しながら1年捨てるのかと思われるかもしれないが、これは損切りと認識してもらってよい。
つまり、今動くと損を伴うことになるので、下手にペナルティを背負うくらいなら何もやらないということ。

 

社労士試験を受けたことは大きくないのかとツッコんだ方もおられるだろうが、ぶっちゃけ、自分においては大きくない。
もともと、医療経営管理士創設に社労士資格が直接関与しないことは、確定している。
平和的に述べれば、弁護士や社労士の力を借りる必要性の有無を、医療経営のプロとして判断するのが医療経営管理士であるから、基本的に社労士は第三者である。
別の視点で述べれば、労働相談に資格は必要なく、だからこそ、悪質な医療コンサルがはびこっているともいえる。
要するに、医療経営管理士を語る上で線引きとなるのは、医療業界として扱うべき範囲かどうかであって、法律に関係しているから弁護士や社労士だという一足飛びな考え方にはならないのである。

 

資格をどう認識するかは、その資格の持つ性質によるところもあるが、自分における接点は2通りある。
1つは診療放射線技師みたく、その資格を有していない者が取り扱えないものを扱うための資格で、これには国家資格やそれに準ずるものが多い。
当然ながら、この手の資格を要すると判断するなら、取得するに限る。
よって、これを狙うのであれば3か月みたくふざけた期間は想定せず、年単位の計画をもって確実に取りに行く。
そして、この資格の有する使命は明確である。

 

この点において、社会保険労務士という国家資格は自分にとってはイレギュラーで、制度としてよくわからないところもある。
ざっくり言えば、社会保険労務はコアが違うのに、何故くっつけてあるのかと自分は思っている。
具体的に述べると、マイナンバー制度が成熟していけば、社会保険はAIによる手続きで完結できるようになるだろうが、労務の中でも人事を自動化できるのは、かなり先だろう。
それらは別モノだからこそ、分かれ目が生じる。
そして、労務のプロとしての役割を追求するとき、社労士が集団としてこの国の労働問題に働きかけている印象があるかと考えると、自分の認識には今のところない。

 

仮に、社会保険労務が一体であるとすると、社労士が代行せず自前で事務手続きを遂行している企業も多々ある。

例えば、社会保険の一種である年金を取り上げてみると、社労士がその啓蒙などを行っている印象はなく、法的にも年金機構が担うこととして成り立たせてある。

 

考えれば考えるほど、よくわからない、社労士。

では、何故社労士試験を受験したかというと、次回へ続く。

 

 

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創るということ

結局、1か月程更新していない。
そして、休養1週間を経て、要約更新となっている。
みなさん、お待たせしました。

 

3か月間、何をやっていたかというと、社会保険労務士試験を受験した。
当然、試験に3か月かかるわけではないので、受験勉強+試験で3か月という話。

これを受けようと思い立ったのが締切日の5月31日だったので、20時半過ぎにオンラインで申し込んだ次第。
よって、勉強を始めたのもその頃であって、3か月勉強して受験する間に至る。

 

とりあえず、労働相談を受けるとしても、これに資格は必要ないので、社労士資格が必須というわけではない。
もともと、労働法を一通り学んでおくつもりはあったので、せっかくだから受けてみようという具合。
とはいえ、年金というまったく興味のない領域にも、それなりの時間を要することになり、必須でもないもののために何をやっているのかと、幾度も思うこととなった。
そして、こういうときにやってはいけないことは決まっていて、それは我に返ることである。
ひたすらやるしかないし、やればいいのだから、やっておいた。

 

何年もかけて社労士資格取得に挑んでいる方もおられるので、安易に言い難い面もあり、実際のところ、自己採点していないので結果はまだわからない。
ただ、自分の感覚では、半年あれば合格ラインに入る難易度という印象であったのも正直なところである。
ということで、3か月で合格していれば、ラッキー。

 

ちなみに、自分が3か月でやろうと思ったのは、2か月半で合格した人がいたと聞いたからであるが、その人は学生であったと聞いている。
社会人ともなると、勉強だけやっているわけにもいかないので、それなりに多忙を極めることになる。
そのため、3か月受験はお勧めできないし、半年前から計画的に勉強することをお勧めする。

 

この数日間、そろそろ尽きてきそうなInstagramへの投稿を作成すべく、厚生労働省のサイトを見ていると、自分の知識の幅が受験を機に広がったと自覚す。
ただ、医療の範囲を出ても尚、自分の持っている知識が厚生労働省の管轄と親和性高すぎて、逆に怖い。
しかしながら、これまで目に留まらなかった分野の言葉も理解できると認識すると同時に、自分が何になろうとしているのか不明すぎて、少し休憩している現在。

 

ひとつ言えることがあるとすれば、今までと同じことをやっていたのでは日本の医療は変われないということだろう。
よって、自分が何になるべきかを考えるとき、今までに無かったものになるべきだという答えもあって然り。

 

おそらく、新しいものを創るということは、そういうことだろう。
そして、自分が何になるのかも、なってみなければわからない。
ここから先は、誰も見たことがないのだから。

 

 

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医療経営管理士のタネ

初回に、医療経営管理士は2022年初頭に考案したものであると述べた。 
今回は、その種が25年前に得たものであったことを述べる。 

 

私が診療放射線技師1年目に勤務した中規模病院には、金融機関出身の事務長がいた。 
彼はいつもふらりと現場に現れて、表情豊かに話しかけながら状況を把握する人だった。 
そして、運営にとって納得しがたい結論になったときほど熱意をもって向き合い、現場にとって受け入れられない状況になれば、経営側への問題提起も誠意をもって行う人であった。 
彼は誰よりも現場主義に見えたし、労務や財務だけでなく医療機関の管理や規制に精通し、どの部署からも信頼されていた。 
有り体に言えば、事務長がそう言うなら協力しようと、職員全員が言えていたのである。 

 

当時の私は白衣を着ていても、国家資格取得のための知識を有するのみだった。 
それでも、私のことを先生と呼ぶ患者がいたり看護師からやりやすさに配慮してもらったりと、私は多少の後ろめたさを感じる状態であったことを今でも覚えている。 
一方、事務長はワイシャツにスラックス、春秋にはニットのベストを着て、いつもご機嫌そうに歩いていたので、気軽に話かける人は多かったが、彼のことを先生と呼ぶ人はいなかった。 
しかし、事務方が医療専門職と対等に話をするためには、相応の知識を要し、問題へ介入して解決するためのスキルも要する。 
新卒の私は、事務長のほうこそ医療のプロだと感じたし、その立場が国家資格でないことを不思議に思った。 

 

その後、私は胃透視や超音波に興味を持ち、健診施設へと勤務先を移したが、この施設の事務長も金融機関出身で医療専門職からも信頼される人だった。

 

彼らの共通点は、経営と運営の双方から信頼され、管理や規制を熟知するストッパーでありつつ、必要に応じてバランサーとして機能できるところであった。 
今思えば、前職において十分な財務スキルと問題対応力を得ていたからこそ、広い視野も持てていたのだろうと考えられる。 

 

そして、この25年間は私にとって、彼らが医療機関にとっていかに重要であるかを認識するための経験でもあった。 
なぜなら、私はさらに職場を移っていく過程で、ストッパー&バランサーが不在の職場に度々出会い、様々な問題に巻き込まれ、人生のスーパー魔六殺を迎えることになるのである。 

 

医療経営管理士の種は、私が駆け出しの頃に出会った事務長たちである。 
このことは、医療のトップマネージメントに求められるスキルが、医学的知識や既存の国家資格の有する技術だけではないことを強く示唆している。 

 


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20巻の127頁

摩訶不思議な内容を多く述べたので、そろそろ現実味のある話をしたいようにも思えるが、今回はそれらの補足となる。
医療経営管理士創設への動きが本格化すると、ブログ読者が増加すると予想されるので、得体の知れない話を今のうちに済ませる。

 

先述の通り、私は医療経営管理士創設に自分が立ち会わなければならないとは思っていない。
次の世代がブラッシュアップしたものを実現し、より新しく精度の高い医療制度にするほうが理想である。
しかし、2035年頃までに実現する必要性のあるものなので、その時間はないのが現実であり、これに代わる案も見当たらない。
なので、とりあえず、医療経営管理士創設の準備を始めている。

 

とはいえ、数時間後に私が自動車に轢かれるかもしれないし、数カ月後には病死するかもしれない。
私の認識では、自分が創設時に生きている確率より、医療経営管理士が創設される確率のほうが高く、自分の役割を最大限に設定すると、提案の引継ぎも含まれてくる。
よって、創設をやり遂げる才のある者が希望するなら、提案のすべてを渡し、私自身はバックアップとして稼働したい。

 

実のところ、ある団体の関係者らが、提案の譲渡を打診してきたことがある。
しかも、ほぼ同時に同じ団体の複数ルートから打診を受けたので、他人の案を拾ってきて団体の背骨にしようとするのは、打診した個人のセンスというよりも団体の体質であろう。

また、その時点では提案のコアを表に出していなかったので、どこまでわかった上で打診しているのかと非常に浅い疑問が生まれ、それ以上を考える必要はなかった。

ということで、これは即落選事例である。

 

今のところ、医療経営管理士創設の提案を安易に渡すわけにはいかない様相で、私が即刻消えていい感じもない。
けれども、私に不測の事態が起こるなら、必然的に私に代わる者が現れるだろうから、25年分を極力短時間で把握できるようにあれこれとWeb上に出している。

よって、InstagramをはじめとするSNSに提案をUPすることの意義は、情報共有のみではない。
医療経営管理士創設の提案をつかむべき者が探し始めたとき、Webを介して出会えるように、その端っこを仮想空間に漂わせているのである。

 

以上を既存の表現に代えるとすれば、鬼滅の刃20巻127ページを希望する。

全然違うけど。

 


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